渋カジ

自分のファッションのルーツは、正確にはアメカジではなく渋カジなのかな。

団塊ジュニアベビーブーマー、ロスジェネ、就職氷河期、、、私の世代を表す言葉は少し負のイメージを帯びた物が多い。なんせ生まれたのがオイルショックの真っ只中ですから。。。就職後は諸先輩方から高度成長期や、バブルのころの話を色々聞かされましたが、『うっせぇわ、、、』というのが本音(笑)

生み出したのは2つ?3つ?年上の先輩達で、私はフォロワーに過ぎませんが、唯一?80年後半~90年代に起こった渋カジだけは間違いなく自分がそこにいた実感のあるカルチャー。

昭和が平成に変わった年、都内の附属私立高校に進んだ私は、入学早々衝撃を受けました。ちょっとお育ちの良い物静かな子たちが集まり、大学の影響で運動が盛んだと聞かされていた校風は、、、まぁ概ねその通りではあったんですが、その中で明らかに異彩を放つグループが。濃紺のジーンズにエンジニアブーツ。女性のようなサラサラのロングヘア。シロTの胸元にはバカでかいワシのアクセが輝いていました。仲良くなった同じクラスの服好きの2人は、直ぐにこのグループに加わるように。私自身は少し距離を保っていましたがガラケーすら無かった当時、彼らのファッションには間違いなく大きな影響を受けました。

 

リーバイス501、517、646、Ralph Lauren、RED WING、TIMBERLANDのハンプシャー、HANESのパックT、TONY LAMA、、、

 

なんか自分の記憶とは時系列が違うところは無きしも有らずですが、アラフィフオヤジの記憶なんてそんなもんですかね。当時を思い出すには十分な情報量でした。お勧めです。

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ちなみに大学に入るとストリートスポーツにハマっていたのもありますが、どうにも裏原寄りのカルチャーを受け入れられなかった私は、90年代半ばからのRED WINGの熱狂を通ってきていません。人は青春時代の趣味趣向に回帰すると言うけど、、、だから50手前で取り戻そうとしてるんですかね(笑)

当時その意味やルーツも良く分からないまま追い掛けていたアイテムに今になって再び魅了されています。