前の記事で紹介した890です。
わかる限りで書いてみましたが、もし間違いあれば、ご指摘頂けると幸いです。
実はこの一足はあまり素性が良くわからないまま、ネットオークションでショールームの展示用に購入しました。サイズもあまり気にせずにちょっと古めで雰囲気があるのを探していたのですが、画像が少なく、商品説明の記載があまり親切では無かったせいもあってか価格も驚くほどお手頃に入手できました。
実際届いてみると、40年以上前のものにも関わらず非常にコンディション良く、履いてみたらまさかのジャストサイズ!
遅ればせながら、何者なのか調べてみることに(笑)
ブログアップ用に多少勉強し直しました。
ストームウェルトにビブラムソール、
※ロングホーンインポートさんのブログからお借りしました。
なんとなくアウトドア志向なのかとは感じていましたが、899というモデルのレディース版でした。8Cと言うサイズ表記なのに、7Dの私にサイズがジャストな理由が分かりました。
ちなみにサイズの刻印はアウトシェルのどこにもなく、インソールを掃除していて発見。
899自体はレッドウィングHPによると1961年、当時高まるアウトドアブームにむけ、レッドウィングがリリースした初のビブラムソール搭載モデルとの事。今で言うトレッキングシューズのようなポジションですかね?
なぜ当時すでに存在していた877がベースにならなかったのかは不思議ですが、私が不勉強なだけで意外に由緒正しいモデルでした。
70年代に使われた、『MADE IN AMERICA』表記のスクエア犬タグ。
なんでAMERICA?
トランプさんもUSAでなく、AMERICAというフレーズをよく使っていたから、ネイティブには何かニュアンスの違いがあるんでしょうか。
VIBRAMソールは、歴代でも頑強と名高いらしい、
vibram
DEPOSE
montagnabloc
の3段表記タイプ。
誰にも見えませんが、凄く雰囲気があってお気に入りの部分です。
ウェルトの汚れや、トゥの小キズの割に、インソールもアウトソールもほとんど劣化していないところを見ると、日常的に履くというより、リアルに登山用に使っていたのかも。ジーンズもそうですが、レディースモデルのビンテージはコンディションが良い事が多いので、女性らしい丁寧な扱いをされていたのかもしれないですね。
サイドの刻印。
710とあります。
10年7月?
最初なんのこっちゃかと思いましたが、調べていくとこの頃の製造年月の刻印は年と月が裏返っている場合があると分かり納得。
他のディティールから合わせて77年10月の製造って事で良いはず。
初めて見たときは70年代のオロラセットはこんな色だったんだな〜、と思っていましたが、、、
ネット上で調べる限り同年代の890、899どの個体より色味がかなり黄色寄りでした。日焼けかとも思いましたが、日に当たらないタンの部分も同じなので、元々こんな感じだったのでしょう。同じ時代でも結構振り幅があったのかな。
あまりソールを減らしたくないので、劣化しない程度に履いて、今の状態をキープしていきたいと思います。